女性に多い「むずむず脚症候群」と薬の関係
はじめに
「夜になると足がムズムズして眠れない」
「ソファに座っていると、足を動かしたくて落ち着かない」
そんな違和感に悩まされていませんか?
その症状、「むずむず脚症候群(Restless Legs Syndrome:RLS)」と呼ばれる神経系の不調かもしれません。
特に40代以降の女性に多く見られるこの症状は、ある種類の薬がきっかけで起こることもあるのです。
今回は、女性に多いこの症状について、できるだけ分かりやすく解説し、薬との関係や対処法についてご紹介します。
むずむず脚症候群(RLS)とは
むずむず脚症候群は、足の奥深くに「ムズムズ」「虫がはう」「ピリピリ」といった不快感が現れ、それによって足を動かさずにはいられなくなる状態を指します。
以下のような特徴があります。
主な特徴
- 足の内部に何ともいえない不快感(ムズムズ、ピリピリ、火照りなど)がある
- 足を動かすと症状が一時的に軽くなる
- 夕方から夜間、あるいは座っているときに症状が強まる
- 睡眠障害につながり、日中の眠気や集中力低下を引き起こす
この症状は更年期以降の女性や鉄分不足のある方に多く見られる傾向があります。
実は「薬の副作用」が原因のことも!
むずむず脚症候群の原因はさまざまですが、なかでも見落とされがちなのが「薬の副作用によるもの」です。
ある種の薬が、脳内の神経伝達物質に影響を与え、症状を引き起こすことが知られています。
以下の表は、RLSとの関係が指摘されている主なお薬とその特徴です。
RLSを引き起こしやすい薬の一例
薬の種類 | 具体例 | 主な目的 | RLSとの関係 |
抗うつ薬 | フルオキセチン、デュロキセチンなど | 気分の安定・うつの治療 | ドパミンの働きを妨げることがある |
抗精神病薬 | リスペリドン、オランザピンなど | 不安・幻覚・興奮の抑制 | ドパミン抑制により症状悪化の可能性 |
抗ヒスタミン薬 | ジフェンヒドラミンなど(風邪薬含む) | アレルギー・眠気の調整 | 神経系への影響で症状を誘発することがある |
吐き気止め | メトクロプラミド(プリンペランなど) | 吐き気や胃の不快感の軽減 | ドパミン遮断作用でRLSを引き起こす |
カフェイン含有薬 | 一部の栄養ドリンク・鎮痛剤 | 覚醒・眠気防止 | 睡眠の質低下が症状を悪化させる |
なぜ薬でむずむず脚になるのか?
むずむず脚症候群には、「ドパミン」という神経伝達物質が深く関係しています。
ドパミンは脳内で運動や感覚の調整に重要な役割を果たしており、特定の薬がこの働きを阻害すると、足に異常な感覚が現れることがあります。
また、女性に多い「鉄分不足」もドパミンの働きを鈍らせ、症状の引き金になる場合があります。
薬の副作用と体内の鉄の状態が重なることで、むずむず脚症候群がより起こりやすくなるのです。
自分でできるセルフチェック
以下の項目に複数あてはまる場合、むずむず脚症候群の可能性があります。
- 最近、新しい薬を飲み始めた
- 夜になると足にムズムズした違和感がある
- 足を動かすと楽になる感じがする
- 座っていると足が落ち着かなくなる
- 寝つきが悪く、途中で何度も目が覚める
- 日中の眠気や集中力低下がつらい
日常生活でできる対策
むずむず脚症候群は生活習慣を整えることで、症状が和らぐことがあります。
生活の中で意識したいこと
工夫 | 効果 |
足のマッサージやストレッチ | 血流を促進し違和感を和らげる |
ぬるめのお風呂でゆっくり温まる | 自律神経を整えてリラックス |
鉄分を多く含む食事を意識する | ドパミンの生成を助ける |
カフェイン・アルコールを控える | 睡眠の質を改善する |
スマホやテレビを寝る前に控える | 神経を落ち着かせる |
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