「恐怖症」とは、本来そこまで怖がる必要のない対象に対して、強い恐怖や不安を感じてしまう状態のことをいいます。
たとえば…
- 対人恐怖:人と接することに強い不安や緊張を感じる
- 視線恐怖:誰かの視線を意識しすぎて外出がつらくなる
- パニック発作:突然、心臓がドキドキして、息苦しさや「このまま倒れるかも」といった不安に襲われる
これらの症状の背景には、「心の奥深くにある理由のない恐怖心」が影響しています。
本当は怖くないはずのことに、無意識のうちに強い恐怖を感じてしまい、それが心の奥でずっと働き続けています。
そんな状態が続くと、心はどんどん疲れてしまいます。
普段は気づかないようにふたをしていても、ストレスや疲れが重なると、その恐怖心が一気にあふれ出てきてしまうことがあります。
ちょうど、ダムにたまった水があふれてくるようなイメージです。
そうなると交感神経がずっと優位な状態になり、自律神経のバランスが崩れやすくなってしまうのです。
自律神経の乱れから起こりやすい心の不調
自律神経が乱れると、次のような心の症状が出てくることがあります:
- 気分が落ち込みやすくなる
- 理由もなく不安な気持ちになる
- イライラしやすくなる
- 恐怖心が強くなる(特定の場所や人に対して)
- パニック発作のような症状が出る
- 寝つきが悪くなったり、夜中に目が覚める
- 集中力が続かず、ぼんやりする
こうした心の不調は、めまいや頭痛、胃腸の不調など、体の症状と一緒に現れることも多く、「心も体もつらいのに、何が原因かわからない…」と悩まれる方がとても多いのです。
恐怖や不安は、「心が弱い」からではありません
恐怖症や不安感などの心の症状は、決して「心が弱い」から起きるものではありません。
心と体は深くつながっていて、どちらかのバランスが崩れると、もう一方にも影響が出てしまいます。
だからこそ、「つらいな」と感じたときには、自分を責めたり、ひとりで抱え込んだりせず、ご相談ください。
海のサロン空では、あなたのお悩みを丁寧にお聞きしながら、あなたをお悩みから開放するお手伝いをしています。
自律神経を整えるために、今日からできること
心と体をやさしく整えていくために、次のようなことを少しずつ取り入れてみてください:
- 規則正しい生活を心がける(とくに朝の日光を浴びるのはとても大切です)
- スマホやSNSから少し離れて、深呼吸や軽いお散歩をしてみる
- 心地よい音楽やアロマで、リラックスする時間をつくる
- 安心できる人や場所とつながる
- 不調がつらいときは、専門家に相談してみる勇気をもつ
どれも無理のないペースで大丈夫です。焦らず、少しずつでかまいません。
おわりに
原因がはっきりしない心の不調や、理由のわからない不安や恐怖。
それはもしかしたら、あなたの体が「ちょっとがんばりすぎているよ」と教えてくれているサインかもしれません。
「ちゃんと休んでね」
「ひとりで抱え込まないでね」
自律神経は、そんなメッセージをそっと送ってくれているのです。
あなたの心と体が、少しでも軽く、やわらかくなりますように。
今日も、どうかご自身をやさしくいたわってあげてくださいね。
本日も、最後までお読みいただきありがとうございました。
スクールのご案内⇒コチラをご覧ください
動画記事のご案内⇒コチラからご覧ください
ホームページをご覧のあなたにプレセント!
お問合せの際に「ホームページを見た」とお伝え頂くだけで構いません。
あなたのご来院を心よりお待ちしております。

