自律神経の専門家が教える──ストレスはなくせる?大切なのは「入れたら出す」バランス論

私たちの自律神経は、呼吸や心拍、消化など体の基本機能をコントロールする大切なシステムです。

しかし、そのバランスが崩れると「寝つきが悪い」「疲れが取れない」「イライラしやすい」など、不調として現れます。

では、その原因と言われるストレスは、ゼロにできるのでしょうか?

ストレスをゼロにするのはムリ!

日常生活において、仕事のプレッシャーや人間関係の悩み、子育ての疲れ……誰もが必ず何らかのストレスを受けています。

実は、ストレスは完全に排除するものではなく、“適度に受けつつ、うまく発散する”ことがポイント。

ストレスそのものを「悪」と決めつけるのではなく、上手に付き合う術を身につけましょう。

大切なのは“in”“out”のバランス

ストレスも、食事と同じように「入れる(in)」と「出す(out)」のサイクルが必要です。ご飯を食べたら、便や尿として排出するように、ストレスも受けっぱなしではなく、何らかの形で出してあげることが自律神経の安定につながります。

  • ストレスIN:仕事の締切プレッシャー、人間関係の小さな摩擦、情報過多による脳の疲れ など
  • ストレスOUT:リラックス、発散、切り替え、デトックス(心の浄化) など

ストレスが溜まったら、どうやって出す

では、具体的にどんな方法でストレスを発散すればよいのでしょうか。

ここでは、誰でも簡単にできる4つのアプローチをご紹介します。

1. 深呼吸・呼吸法で循環を良くし排毒を促す

ゆっくりと腹式呼吸を繰り返すと、副交感神経が優位になり、心身がリラックスモードに移行します。特に「4秒吸って、6秒はく」など、呼吸のリズムを意識すると効果的です。

2. 軽い運動で身体を動かす

ウォーキングやストレッチ、ヨガなどの軽い運動は、ストレスホルモン(コルチゾール)を減少させ、気分をリフレッシュしてくれます。日常のスキマ時間に5分でも体をほぐす習慣を。

3. 趣味や没頭する時間をつくる

絵を描く、楽器を弾く、読書やガーデニングなど、“没頭できる時間”は脳を切り替えるスイッチ。小さな達成感や心地よい集中状態が、ストレスを和らげてくれます。

4. ファスティングをする

一定期間食事を断つことによって、疲れた胃や腸を休め、排毒を促す目的です。

ストレスとの上手な付き合い方

  1. ストレスはなくせないものと認める
  2. in(受け取る)out(放出する) のバランスを意識
  3. 身近な方法で“出す”習慣をつくる

大切なのは「ストレスは悪いものではない」ということです。

ストレスとは苦痛ですが、この苦痛は人の生存の確率を上げるためにあります。

苦痛があるからこそ、人は生きていける・・・

なんだか、腑に落ちないかもしれませんが、そうなんです。

だからこそ、この苦痛を上手に扱っていくことが大事なんです。

無くそう無くそうと思えば思うほどなくならない・・・

そんなもんです。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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