呼吸が浅いと、自律神経はどうなるの?

「いつも肩がこっている」
「呼吸が浅くて、なんだか落ち着かない」
「何をしても疲れが取れない」

そんなあなたは、自律神経のバランスが乱れているのかもしれません。

特に現代人に多いのが、「呼吸が浅い状態」が続くことによって、交感神経が優位になりすぎてしまうケースです。

この記事では、「呼吸と自律神経の関係」「筋肉の緊張とのつながり」「整え方のポイント」について、気・食・体の3つの視点からやさしく解説していきます。

■ 呼吸が浅いことと自律神経の関係

私たちの呼吸は、「無意識に行える自律神経の働き」です。

呼吸がゆっくり深いときは、副交感神経が優位になり、リラックスモードになります。
逆に、呼吸が浅く速いときは、交感神経が活性化し、「戦う・逃げる」体制に入ります。

つまり、呼吸が浅い=交感神経が優位な状態が続きやすいということなのです。

この状態が続くと、

  • 緊張しやすくなる
  • 寝つきが悪くなる
  • 食欲が不安定になる
  • 常に「がんばっている」戦闘モードになり、疲労がたまりやすくなる

といった症状が出てきます。

■ 呼吸が浅いと、筋肉の緊張にも影響する?

呼吸と筋肉の状態には非常に深い関係があります。

交感神経が優位な状態では、筋肉が「いつでも動けるように」と緊張したままになりがちです。
とくに影響が出やすいのは、

  • 肩や首のこり
  • 背中のハリ
  • 顎の緊張
  • みぞおちのつかえ感

など、ストレスを感じやすい部位です。

呼吸が浅いと、横隔膜や肋間筋がしっかり動かなくなり、筋肉が十分にゆるむチャンスを失います。

つまり、呼吸が浅いと「心も体も休まらない」のです。

■ 緊張をゆるめるには、どうしたらいい?

まず必要なのは、「安心してゆるめられる呼吸」を取り戻すこと。

おすすめの呼吸法:

4秒吸って、6~8秒でゆっくり吐く
吐くときに「ふ~」と軽く口から息を出すと、副交感神経が優位になりやすいです。

さらに、こんなことも効果的です。

  • 湯船につかる(38~40℃で10~15分)
  • やさしい音楽を聞く
  • アロマによるリラクゼーション
  • お腹を軽くさすって「今ここ」に意識を向ける
  • 植物を育てる

ポイントは、「意識的に緊張をほどいていく」ことです。

気がつかないうちに、私たちの身体はずっと戦闘態勢のままなのです。

■ 食事から自律神経を整えるには、何から始めたらいいのか?

食は、身体の材料であり、心を安定させる土台でもあります。自律神経にやさしい食事を心がけることは、薬に頼らず整える第一歩です。

まずは以下の3つを心がけましょう:

1. 朝ごはんを抜かない

→ 自律神経の「1日のリズム」を整えるには、朝のエネルギー補給が大切。

2. 発酵食品や食物繊維を摂る

→ 腸と脳はつながっています。「腸内環境を整える=心も安定しやすい」。

3. 血糖値の急上昇を避ける

→ 甘いもの・小麦製品を摂りすぎると、交感神経が過剰に刺激されやすくなります。

■ 改善のポイントを「気・食・体」の3つの視点から

【気】 =「気分・エネルギー・呼吸」

  • 深い呼吸を意識する
  • 呼吸瞑想や気功で内側のエネルギーを整える
  • 「安心・安全」を感じられる時間をつくる

→ 呼吸を整えることは、心の安心感と神経の調和につながります。

【食】 =「日々の食事・腸内環境」

  • 自然にやさしい朝食
  • 発酵食品(味噌・納豆・甘酒など)
  • 季節に合った旬の自然な食材を使う

→ 食べることは、自分を大切にする行為そのものです。

【体】 =「筋肉・姿勢・休息」

  • 肩の力を抜くストレッチ
  • 湯船で筋肉をゆるめる
  • 深く眠る環境を整える(寝る1時間前のスマホは控える)

→ 身体をゆるめると、心もふっと軽くなります

■ 呼吸を整えることは、生き方を整えること

呼吸が浅く、気づかないうちにがんばり続けていたあなた。
その身体と心は、きっと「少し立ち止まっていいよ」と教えてくれているのかもしれません。

「海のサロン空」では、気・食・体の3つの視点から、心と身体をやさしく整える施療を行っています。

あなた本来の呼吸、リズム、感覚を取り戻すために。
ぜひ一度、ゆっくりと深呼吸しに、いらしてくださいね。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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