私たちの不調は、身体だけの問題ではありません。心が関係していることもあれば、その両方が複雑に絡み合っていることもあります。
でも、普段の生活の中では「心」と「身体」を別々に考えてしまいがちです。
たとえば、
- 身体が痛いから整形外科に行く
- 気分が落ち込むからカウンセリングを受ける
こうした分け方も大切ですが、実は「心と身体はひとつのつながり」であり、「人間というひとりの存在の中で起きていること」として見ることがとても大事です。
心と身体、どちらかだけが原因とは限らない
不調の原因は、「心だけ」「身体だけ」とはっきり分けられることは少なく、たいていの場合、両方が関係しています。
たとえば、
- 慢性的な肩こりが、実はストレスや不安からきていた
- 長引く疲れが、気持ちの落ち込みから始まっていた
こうした例は少なくはありません。
心と身体は、まるで“チーム”のような関係です。
どちらかが弱っていると、もう一方にも影響が出てしまうのです。
心の不調は気づきにくい
身体の不調はわかりやすいですよね。熱が出たり、痛みがあったりすれば、すぐに「調子が悪い」と気づけます。
でも、心の不調はとても気づきにくいものです。
- なんとなく疲れやすい
- 朝起きられない
- やる気が出ない
- 食欲がない
こういった変化は「ただの疲れかな」「年齢のせいかな」と見逃されがち。でも、それが実は心のSOSサインであることも多いのです。
身体は、心の状態を映し出している
東洋医学では、感情と臓器の関係をとても大切にしています。
たとえば、
- 怒りは「肝(かん)」に影響
- 悲しみは「肺(はい)」に影響
- 恐れや不安は「腎(じん)」に影響
実際、
- 緊張するとお腹が痛くなる
- 落ち込むと食欲がなくなる
といった体験をしたことがあるのではないでしょうか?
これは、身体が心の状態をそのまま反映しているからです。
心が整うと身体も整う
ここでお伝えしたい、一番大切なことがあります。
それは、心と身体を比べたとき、心のほうが主導権を握っているということです。
たとえば、
- 長年の体調不良が、心の重荷が取れたとたんに軽くなった
- ストレスのもとがなくなったら、慢性的な症状が治まった
そんな経験があるのではないしょうか。
つまり、「心の回復」が「身体の回復」に大きく影響するのです。
だからこそ、不調が続いているときは、「心の状態を改善する」ことがとても大切になります。
心と身体をひとつとして大切にする
不調の原因を正しく理解するには、心と身体を別々に見るのではなく、“ひとりの人間の中で起きていること”として、まるごと捉えることが必要です。
あなたがもし、今、なんとなく元気が出ない、疲れやすい、身体の不調が続く…と感じているなら、それは心と身体からのメッセージかもしれません。
◆ポイント
- 心と身体はつながっている
- 不調の原因は心と身体の両方が関係していることが多い
- 心の不調は見えにくく、気づきにくい
- 身体は心の状態を映し出す「鏡」
- 心が整うと、身体の不調も軽くなることがある
今回は心と身体についての記事でした。
また今度、簡単に心を整える方法について書きたいと思います。
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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