暑さと自律神経の関係:だるさ・不調の理由と対策

暑い季節になると、「なんだかだるい」「寝ても疲れが取れない」「イライラしやすい」と感じることが増えます。

これは、気温や湿度の変化が私たちの体の“自律神経”に影響を与えているからです。

自律神経とは?

自律神経は、私たちが意識しなくても呼吸や心拍、体温調節などを自動でコントロールしてくれる神経です。

「交感神経(活動モード)」と「副交感神経(リラックスモード)」の2つがバランスよく働くことで、心も体も安定します。

暑さが自律神経に与える影響

暑くなると、体は汗をかいたり血管を広げたりして体温を下げようとします。

これは交感神経が活発に働いて起こる反応です。

しかし、

  • 長時間の暑さ
  • 湿度の高さ
  • 室内外の温度差

などが続くと、交感神経が優位になりすぎて自律神経が疲弊します。

これが“夏バテ”や“だるさ”の原因になります。

暑いと「だるく」なるのはなぜ?

暑い時に感じるだるさの理由は以下の通りです:

  • 汗をかくと水分・ミネラルが失われ、血流が悪くなる
  • 自律神経が体温調節で酷使され、エネルギー消費が増える
  • 室内外の急な温度差で神経が混乱する

このように、体が無理をして暑さに対応しようとすることで、疲れやすくなるのです。

暑さが身体や心に与える影響

暑さによる影響は、体にも心にも及びます。

体への影響

  • 倦怠感(だるさ)
  • 食欲不振
  • 睡眠の質の低下
  • 頭痛やめまい

心への影響

  • イライラしやすい
  • 集中力の低下
  • 気分の落ち込み(夏季うつ)

特に睡眠不足になると、自律神経が乱れやすくなり、体の不調が長引きます。

快適に過ごすための温度・湿度の目安

自律神経の負担を減らすには、過ごしやすい環境をつくることが大切です。

  • 室温の目安:25~27℃
  • 湿度の目安:40~60%

冷房の設定は「冷やしすぎない」がポイント。

自律神経を守るための工夫

1. 水分補給をこまめに

  • 喉が渇く前に一口ずつ飲む
  • 薄めの塩水がおすすめ

2. 睡眠環境を整える

  • 寝る1時間前にエアコンを使って室温を調整
  • 扇風機で空気を循環させる

3. 呼吸を整える

  • 深い腹式呼吸で副交感神経を優位に
  • 短時間でも深呼吸の習慣を

4. 食事で体を整える

  • 野菜・果物を積極的に
  • 鶏肉や豆類でたんぱく質補給
  • 冷たい食べ物の摂りすぎに注意

5. 衣服と生活習慣の工夫

  • 通気性のよい服(綿や麻)を選ぶ
  • 日傘・帽子で直射日光を避ける

まとめ

暑さは体温だけでなく、自律神経にも大きな影響を与えます。特に、日中の活動・夜の睡眠・食事・水分補給など、日常のささいな行動が自律神経の乱れを左右します。

「なんとなく調子が悪いな」と感じたら、まずは環境と生活習慣を見直して、自律神経をやさしく整えてみましょう。

本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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