骨盤は、体を支える役割だけでなく、自律神経にも関わりがあると考えられています。
骨盤が歪んだり、筋肉が緊張することで、自律神経のバランスが乱れる場合があります。
特に骨盤周りの筋肉や関節が硬くなると、神経や血流に影響を及ぼし、不調が起こる可能性があります。
骨盤と自律神経の関係
自律神経は、交感神経と副交感神経の2つから成り立ち、体の機能を無意識のうちに調整しています。
骨盤の歪みや筋肉の硬直が自律神経に影響するのは、以下の理由が考えられます。
骨盤周辺の神経圧迫
骨盤には腰椎や仙骨、尾骨が繋がっており、これらの周囲には自律神経を含む多くの神経が通っています。骨盤が歪むと、腰椎や仙骨にも影響が及び、神経が圧迫されて自律神経の働きが乱れやすくなります。これにより、内臓の機能や血流に悪影響が生じ、体の不調が出やすくなります。
血流の悪化
骨盤周りの筋肉や関節が硬くなると、血流が悪化しやすくなります。血流が滞ることで、酸素や栄養が十分に供給されず、老廃物の排出も滞ります。これにより、交感神経が優位になりやすく、イライラやストレスを感じやすくなります。
姿勢と自律神経
骨盤の歪みは、姿勢の悪化にもつながり、猫背や反り腰などの不良姿勢が引き起こされることがあります。姿勢が悪いと、呼吸が浅くなり、交感神経が過剰に活性化しやすくなります。これにより、自律神経のバランスが崩れ、ストレスや疲労が蓄積しやすくなるのです。
腹部や内臓への圧迫
骨盤が歪むと、内臓の位置や働きにも影響を及ぼすことがあります。内臓が圧迫されることで消化機能が低下し、便秘や下痢などが起こることもあります。これがさらに自律神経の乱れを引き起こす原因となります。
骨盤と自律神経を整える方法
骨盤ストレッチや体操
骨盤の歪みや周りの筋肉の硬さを緩和するために、骨盤ストレッチや体操が効果的です。例えば、「骨盤回し」や「骨盤矯正スクワット」などの簡単なエクササイズを日常に取り入れることで、血流や姿勢が改善されやすくなります。
姿勢の改善
日常の姿勢を意識して改善することも、自律神経の調整に効果があります。特に、デスクワークの際には、腰と背中がまっすぐになるように意識し、猫背や反り腰にならないよう気を付けることが大切です。
呼吸法の実践
骨盤が整うと、呼吸もしやすくなり、自律神経のバランスも整いやすくなります。腹式呼吸や4-7-8呼吸法などを取り入れることで、副交感神経が優位になり、リラックス効果が得られます。
骨盤を冷やさない
骨盤周りの血流を良くするために、特に寒い季節は骨盤を冷やさないようにすることが重要です。温かい服装や湯たんぽなどで骨盤を温めると、筋肉が緩みやすくなり、血流も改善されます。
まとめ
骨盤の歪みや筋肉の緊張は、自律神経のバランスに影響を与える可能性があります。骨盤を整えることは、血流や姿勢を改善し、結果として自律神経の安定につながり、心身の健康を保つためにも有効です。
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